災害時の人命救助の技術を競う大会が、仙台市宮城野区の宮城県消防学校で開催されました。

 29日は東北6県や新潟県の救助隊員約300人が参加し、災害時の救助を想定した3つの種目で正確さや速さなどを競いました。 コースに設けられた障害をチームで協力して乗り越え、ゴールまでの速さなどを競う障害突破。

 正確さや速さを競う引揚救助は、地下にいる要救助者をロープで引き揚げていきます。 隊員たちは家族や同僚からの声援を受けながら、日頃の訓練の成果を披露しました。

 塩釜地区消防本部間枝拓真消防司令補「これまでチームで一丸となってやってきたので、堂々と胸を張っていい一本が披露できた。培ったものを住民サービスや現場活動、日頃の業務に生かしていきたい」

 仙台市消防局佐藤智一総務課長「他のチームにも目を向けていただいて、安全確認性、スピードを追及しているのかをお互いに学び合って、災害体力や技術の強化につなげてほしい」

 成績上位のチームは、8月に兵庫県で開催される全国大会に出場します。