アメリカと中国の貿易を巡る協議を終えたベッセント財務長官は、米中双方の関税を巡る停止期限の延長について「トランプ大統領が判断する」と述べました。
ベッセント財務長官 「あす(30日)トランプ大統領と内容を確認し、一時停止を続けるかどうかトランプ大統領が判断する」
スウェーデンのストックホルムで行われた米中の閣僚級協議は29日、2日間の日程を終えました。
ベッセント財務長官は、米中双方が5月に引き下げた115%の関税のうち24%について、来月12日に迫る停止期限の延長を巡り「合意は成立しておらずトランプ大統領が判断する」と述べました。
また、協議の中で中国の過剰生産に懸念を表明したということです。
トランプ大統領は記者団に対し、関税の停止期限の延長について「詳細を聞いてから承認するかどうか決める」と述べました。
また、習近平国家主席との首脳会談については「年内に実現すると思う」との見通しを示しました。
一方、中国側は米中双方の24%分の関税の停止期限を90日間延長することで合意したとしています。