カムチャツカ半島付近を震源とする地震を受け、大阪・関西万博では船や一部のパーク&ライドが利用できない状況になっています。パビリオンやイベントなどは、おおむね通常通り営業しています。
大阪府で30日午前9時40分に津波注意報が出されたことを受け、万博協会は午前10時に災害対策本部を設置しました。
その後、正午すぎに場内放送やアプリなどで注意報が発表されていること、会場はかさ上げされているため津波の影響は受けないことから通常の営業を続けることなどを来場者に伝えました。
注意報が発表されてから周知までに2時間以上が経過したことについて、万博協会の幹部は「大前提として安全を確認したうえで情報発信しようとした。その後、発信内容について府市と連携しながら来場者により安心を感じてもらうために調整していた。結果的に正午を越えてしまったので、情報提供の仕方については改善の余地があった。大変、申し訳ない」と説明しました。
万博は通常通り営業していますが、アンゴラパビリオンが独自の判断で臨時閉館をしています。
また、一部の交通アクセスに影響が出ています。
午前10時半以降、桟橋の利用が停止されて現在、船でのアクセスができません。
また、自家用車とシャトルバスを乗り継ぐ「パーク&ライド」については兵庫県尼崎市で避難指示が出たことから、尼崎市でのみ利用を停止しています。
尼崎市の駐車場では一時、利用者とスタッフ合わせて120人が一時、避難場所に避難したということです。