16日も広く秋晴れで行楽日和となりましたが、17日からは今シーズン一番の寒気が入り込み、初雪ラッシュとなりそうです。
■紅葉絶景に“冬のひまわり”も
その赤は儚く、どこか力強い。真っ赤に染まったモミジが秋の深まりを告げます。
観光客 「素晴らしい。本当にきれい。びっくりしました。一番いい時に来たなと思って」
最低気温が2.4℃と冷え込んだ新潟県弥彦村では紅葉のピークを迎えました。
一方、神奈川では季節の常識を覆す光景が…。冬の澄んだ空気の中に咲く“夏の象徴”ひまわり。寒川町では9月に種をまくことによって開花時期を遅らせているといいます。
冬のひまわりは小ぶりでかわいらしいのが特徴。摘み取りも体験できます。
観光客 「ちょっと夏を思い出す」 「恋しいよね」 「夏は暑くてひまわり畑に行けないと思ったので、時期的に見せてあげられて良かった」
寒川町観光ボランティアガイド 金子登喜男会長 「寒川は『寒』い『川』と書きますので、寒い川ではない、暖かい街なんだとPRしたい」
寒川町の最低気温は9.5℃と一桁の冷え込みとなりました。
ひまわりはまだ6分咲きで、一週間後には満開になる見込みです。
■各地で行楽日和
岐阜県高山市にある飛騨一宮水無神社では、新年を迎える準備「しめ縄づくり」が行われました。
16日の高山市は最低気温が0.6℃と12月並みの冷え込みとなり、白い息を吐きながらの作業となりました。
今季一の冷え込みとなったところも多く、冬日となった地点数は今季最多となりました。
一方、昼間は気温が上がり、多くの地点で小春日和となりました。
■「区境」かけた綱引きバトル
東京・隅田川にかかる桜橋では最高気温が17.9℃まで上がるなか、アツい戦いが繰り広げられました。
綱引きをしているのは墨田区と台東区の住人たち。会場となった桜橋は区境にあり、勝つと区境を1メートルのばせるという特別ルールがあります。
プライドをかけた戦いの行方は…台東区が勝利。去年からの連勝となりました。
■週明け“強烈寒気”襲来
ただ、暖かかったのは16日までで17日からはだんだんと寒さが厳しくなります。
日本海付近は冬型の気圧配置となり上空に強い寒気が流れ込みます。そのため北日本では荒れた天気となり吹雪となるところも。
18日から19日にかけて日本海側を中心に初雪の便りが続々と届く見込みです。全国的に師走並みの寒さとなり、コートやマフラーなど冬支度が必要です。