熊本地震の発生から丸5日が経ちました。2日の熊本は酷暑日に迫る暑さとなり、復旧作業に加え、暑さ対策にも追われています。
■熊本地震“丸5日”酷暑日迫る
熊本県は避難のため車中泊していた70代の女性が熱中症の疑いで死亡したと明らかにしました。
70代の女性は地震発生の2日後、停車中の車内で倒れているのが見つかりました。発見された時にはガソリンが切れていたということです。
熊本県によりますと、地震との関連を確認中のケースを含め、これまでに38人の死亡が確認されています。
厳しい暑さが続くなか、県内では今もおよそ4万7000戸で断水が続いていて、被災地の生活に大きな負担となっています。
宇土市の轟水源では生活用水をくむ人の姿が見られました。
宇土市在住(85) 「もう何やっても水が出ないと生活が成り立たない」
水が十分に使えず洗濯もままならないなか、県内のクリーニング店などが有志で被災者の洗濯物を無料で預かるサービスを始めました。
50代 「極力、同じタオルを1日使うとか、汚れものを出さないように制限をかけていた。ありがたい」
一方、八代港では海上保安庁による入浴支援が行われていました。
利用者 「午前9時から開いていると言われた。午前8時半ぐらいに家を出てきた」 「(Q.何が一番大変?)トイレとお風呂と、全部大変」
熊本市は観測史上最高の38.9℃まで上がり、15日連続の猛暑日となりました。
■復旧を阻む暑さに…
それでも被災地の力になろうと、益城町には県内外から多くのボランティアが集まりました。
熊本大学の災害ボランティアサークル 「災害が起きたので、これはもうやるしかないというので参加した」
ボランティアが向かったのは、益城町にある75歳の女性の実家です。
亡くなった母親の遺品を整理していた最中に地震が発生。家具が倒れるなどして、作業が進められなくなっていました。
吉山久美子さん 「動かすと言ったけど、なかなか女手では。本当にボランティアさん様様でね。本当、助かります。ありがとうございます」
地震をきっかけに、母親の遺品を処分することを決めた吉山さん。一つ一つの品には、母親との大切な思い出が刻まれています。
吉山さん 「この時初めて(母は)マニキュアした。この機会にと思って、やっぱり思い出はいっぱいある。やっぱり寂しいですね。でも仕方ないのかなと。自分の心の中にはいるし、形として残っているからね」
3日、熊本各地では最高気温が40℃に達する、これまでに経験したことのないような危険な暑さが予想されています。
被災者の生活や復旧作業に、一層の厳重な警戒が必要です。