9月1日は防災の日です。仙台市青葉区の百貨店、藤崎では震災の経験を生かし災害時の対応マニュアルを作成し客と従業員の安全確保に取り組んでいます。
藤崎では、災害時の対応をまとめたポケットマニュアルを作成し、全従業員約2000人が常に携帯しています。
藤崎総務部根本雄二ゼネラルマネージャー「私自身も常に携帯しておりまして、名刺入れ入れておりますので、常日頃から確認できます」
「お客様とわたしたちの命を守るために」と表紙に書かれたマニュアルには、地震が起きた際の対応として客と従業員の身の安全を確保することやパニックを防ぐ声掛け、客の避難誘導の手順などが記載されています。
更に、従業員が安全に帰宅するための計画も定められています。
藤崎総務部根本雄二ゼネラルマネージャー「従業員も大事ですしお客様も大事ですので、安全確保するということで指導徹底している」
マニュアル制定のきっかけは、東日本大震災です。仙台市中心部の商業施設では棚が倒壊し、ガラスが割れ買い物客がパニックに陥りました。
藤崎では客全員を安全に避難させたものの、従業員個人の判断に委ねられたところが多く課題が残りました。
藤崎総務部根本雄二ゼネラルマネージャー「マニュアルが無かったことは、1番の課題だったのではないかと思っています。人が変わった時に同じことができるかとなると、なかなか難しいのかなと」
藤崎では年に数回、防災訓練を実施しながらマニュアルの見直しを重ねてきました。
7月の熊本地震で大型商業施設で避難後に爆発が発生し、従業員7人が死亡したことを受けて、藤崎は更なる見直しを検討しています。
藤崎総務部根本雄二ゼネラルマネージャー「想定外のことが起きたらどうすればいいのだろうということを常々考え続けて、対応する準備をしていくを繰り返す。こういった意識を常に全従業員が持って、安全安心な店舗づくりをしていきたい」
豪雨災害に備え仙台市中心部の冠水被害を防ごうと、地下で進められている排水設備の整備が大詰めを迎えています。
仙台市は、JR仙台駅西口一帯に降った雨を広瀬川に逃がす巨大な雨水管を整備しています。
JR仙台駅周辺は周りよりも土地が低いため、大雨で度々冠水被害があり排水能力を高めようと2021年から工事を進めています。
照井眞貴記者「3つの大きな雨水管が合流するマンホールを作っています。この場所に集約された雨水が、広瀬川に流されるということです」
雨水管は直径約1.5メートル全長約4キロで、冠水しやすい4つのエリアに降った雨を青葉区の五橋公園の地下に集め、広瀬川へ排水します。
4エリアのうち五橋、新寺、中央の一部では既に運用を始めていて、2026年度中に全ての雨水管の稼働を目指しています。
仙台市管路建設課柴田誠主幹「少しでも浸水被害を防いで、市民の皆様がより良い安全な環境で過ごせる形がベストだと考えている」