9カ月ぶりに頭の部分が胴体に取り付けられた宮城県大崎市の巨大こけしで、22日から絵付け作業が始まりました。

 修復作業が行われているのは、大崎市鳴子温泉の岩下こけし資料館にある高さ6メートルの巨大こけしです。

 2月、2体あるうち1体のこけしの頭が落下し、11月14日に約2メートルある頭部が胴体に取り付けられました。

 22日からお色直しとなる絵付け作業が始まり、塗装を剥がして下地塗りされたこけしに筆とローラーを使って塗料で絵付けしていきました。

 岩下こけし資料館遊佐妙子社長「こけしは絵柄を書いて命が吹き込まれる感じがしますので、いよいよこのこけしも更によみがえってくるのかなって思いました」

 巨大こけしの修復には、クラウドファンディングで500万円を超える寄付が寄せられていて、劣化が進むもう1体のこけしのお色直しも行うということです。

 修復作業は30日に完了し、お披露目される予定です。