宮城県気仙沼市では、猛暑の影響で養殖ワカメの収穫開始に遅れが出て収量が2割ほど減る見込みです。

 気仙沼市の杉ノ下漁港では、29日朝に収穫したワカメを90℃以上の海水でゆでて、保存の効く塩蔵ワカメに加工する作業が行われています。

 猛暑の影響でワカメの発芽が遅れたため、収穫も例年より2週間ほど遅れて28日から始まりました。

 通常は約70日の収穫期間が短くなることで、収量も2割ほど減る見込みです。

 ワカメ生産者藤田純一さん「品質自体は色つやも良いですし、傷も少ない感じはします。値段に期待するしかないですね」

 ワカメは2月27日に初入札が行われ、三陸ワカメとして全国に出荷されます。