仙台市泉区の70代女性が、警察官を名乗る男から「あなたの口座が詐欺に使われ、共犯として捜査している」とうその電話があり、現金3220万円をだまし取られました。

 警察によりますと2023年3月、泉区の70代女性の自宅に、警察官を名乗る男から「あなた名義の銀行口座や携帯電話が詐欺に使われ、共犯者として調べている」と電話がありました。

 その後、検察官を名乗る男も加わりLINEで「事件に関与しているか紙幣を1枚ずつ調べる。預金残高を伝え指定する口座に預金を移し替えるように」と指示されました。

 女性は、18回にわたり現金合計3220万円を振り込み、財産のほとんどをだまし取られました。

 女性は「極秘捜査のため守秘義務がある」と言われ、誰にも相談できなかったということです。

 警察官などを装い不安な心理状態を利用する手口の特殊詐欺が増えていて、警察は注意を呼び掛けています。