宮城県が、従業員の奨学金の返還を支援する中小企業に対し、補助制度を新設することになりました。ものづくり企業の人材確保を後押しします。

 宮城県の製造業の12月の有効求人倍率は1.84倍と、人手不足が続いています。

 宮城県は、製造業や食品メーカー自動車整備などの中小企業の人材確保を奨学金の返還支援で後押しすることになりました。

 具体的には、100万円の奨学金を返還する必要がある従業員に企業が25万円を支援した場合、県も同額の25万円を別途肩代わりします。

 県産業人材対策課工藤淳一課長「ものづくり企業に対する助成制度を設けることで、人材確保、人材定着を図っていきたい」

 県は、2025年春以降の採用を補助制度の対象にする方針です。