宮城県が年度内の基本合意を目指す4病院の再編構想について、仙台市は県と行っている再編の課題を協議する2回目の会合を終えたものの、理解を深める段階にないことを明かにしました。

 郡仙台市長「救急医療と精神医療をテーマに先日2回目の協議が行われました。宮城県と仙台市では救急搬送のデータを出したわけですが、この考え方にずいぶん大きな開きがあることが明らかになった」

 郡市長は19日の定例会見で病院再編の課題を事務レベルで協議する2回目の会合を終えたものの、理解を深める段階にないことを明かにしました。

 特に、救急搬送時間のデータなどについて認識にずれがあったということです。

 郡市長「県は答えにならない答えを返してきた。実質ようやくここで話ができるようになっていると私は認識している。そういう意味では、この間いったい何だったのかということを重く受け止めてほしい」

 一方、村井知事は東北労災病院と県立精神医療センターの再編について年度内の基本合意を目指す考えを変えておらず、23日に移転先の候補地である宮城県富谷市で地域住民向けの説明会を開く予定です。