神奈川県警は17日、県内各地の歓楽街で客引きの一斉取り締まりを行い、風営法違反などの疑いで男女11人を逮捕しました。

 神奈川県警によりますと、風営法違反や県の条例違反で逮捕されたのは外国人を含む20代から70代の男女11人です。

 県警は横浜市や川崎市など11の地区を「歓楽街総合対策推進重点地区」と位置付けていて、17日に103人の捜査員を動員して一斉にパトロールを行いました。

 男らは私服の警察官に「マッサージあるよ」「若い子いるよ、安くするよ」などと声を掛けたということです。

 県内の歓楽街では新型コロナウイルスが5類に移行してから人の流れが増えていて、去年は客引きでの検挙が49件になり、おととしから倍増しています。

 県警は客引きで入った店で法外な料金を請求されるトラブルもあることから、新入社員や大学の新歓シーズンで歓楽街を訪れる際は十分、注意してほしいとしています。