宮城県名取市に新たな物流施設が完成しました。輸送拠点としての活用が期待されるほか、災害時には一時避難所にもなります。

 新たに完成したのは、三井不動産ロジスティックスパーク仙台名取Ⅰです。

 仙台東部道路の名取中央スマートインターチェンジから約900メートルの場所に建設されました。4階建てで延べ床面積は約4万5000平方メートルです。

 物流業界では2024年問題が課題となっていて、東北と首都圏を結ぶ中継輸送の拠点として期待が寄せられています。

 三井不動産寺島道人東北支店長「途中で中継するような倉庫だったりとかが必要となってくるという状況。この機会を捉えて我々がこういう事業をできるのはチャンスかと思っています」

 三井不動産は名取市と協定を締結し、大雨などの災害時に建物3階の一部を一時避難場所として解放します。車のままスロープで避難でき、30台以上受け入れ可能です。

 三井不動産は、新たな物流施設の建設についても検討を進めています。