東北電力が女川原発に設置を計画している使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、原子力規制委員会が設置を許可しました。

 乾式貯蔵施設は、使用済み核燃料を一時的に貯蔵する施設で空気の自然対流で冷却します。

 現在、女川原発の使用済み燃料は水で冷却する燃料プールに貯蔵していますが、数年で上限に達する見通しです。

 原子力規制委員会は、東北電力からの設置許可申請について28日に審議し、安全性に問題が無いとして設置を了承しました。

 東北電力は、乾式貯蔵施設を2棟建設する計画で1棟目は2026年5月の着工予定です。

 女川原発の乾式貯蔵施設をめぐっては、市民団体が設置を認めないよう宮城県に申し入れています。