政府が随意契約で売り渡した備蓄米のうち、アイリスオーヤマのグループ会社が購入した分が29日に宮城県亘理町の精米工場に到着しました。

 亘理町にあるアイリスグループの精米工場には29日午前、随意契約で購入した備蓄米1万トンのうち初回分の12トンが到着しました。

 届いた米は2022年度産のひとめぼれなどで、品質検査を経て早速精米と袋詰め作業が行われました。

 備蓄米はアイリスグループで扱うブレンド米のブランド和の輝きとして出荷され、政府備蓄米のシールが貼られます。

 アイリスオーヤマ田中伸生管理本部長「食品の価格高騰が叫ばれている中で、今回政府備蓄米(5キロ)税別2000円で提供することができて非常にうれしく感じています」

 アイリスグループは公式通販サイトで午後1時から備蓄米の予約販売を始めましたが、開始から45分で29日の受け付け分が完売しました。予約販売は30日以降も行われます。

 店頭での販売はグループのホームセンター3店舗で6月2日に始まり、宮城県では仙台市宮城野区のダイシン幸町店で販売されます。