アメリカのトランプ大統領は、イランの3つの核施設を攻撃したとして、国民向けのテレビ演説を行いました。ワシントン支局から報告です。
(梶川幸司記者報告) トランプ大統領は、イランの主な核施設は完全に破壊され、攻撃は大成功だったと強調しました。
トランプ大統領 「今夜私は世界に向けて、今回の攻撃が軍事的な成功を収めたことを報告する。イランの主要な核濃縮施設は完全かつ全面的に消滅した」
攻撃の目的はイランの核保有能力の破壊にあったとし、「イスラエルの脅威を消し去る大きな一歩を踏み出した」と述べました。
アメリカメディアは、攻撃の標的となったイラン・フォルドゥの核施設には、「地下貫通弾」が6発使用されたと報じています。
また、トランプ氏はイランに対して「今こそ平和を築く時だ」と呼び掛け、「そうしなければ今後の攻撃はさらに大規模になる」と警告しました。
トランプ氏としては、中東でこれ以上の衝突の拡大を避けたいところですが、攻撃を受けたイランがどのような反撃で応じるかが今後の焦点となります。