アメリカのトランプ大統領は、イランの3つの核施設を攻撃したとして、国民向けのテレビ演説を行いました。日本政府の対応です。国会記者会館から報告です。
(政治部・千々岩森生記者報告) 総理公邸にはこの後、外務省や防衛省など関係省庁の担当者が集まって、石破総理大臣に最新の情勢を報告します。
政府はこれまで2回にわたって、イランにいる日本人とその家族、合わせて87人を隣国のアゼルバイジャンに退避させています。
ただ、今もおよそ200人が滞在していますので石破総理は、邦人保護を含めたさらなる対応を指示する見通しです。
総理周辺は「イランは反撃せざるを得ない。衝突が長引く可能性がある」と話し、原油価格の高騰など日本への影響を懸念しています。
また、今回のタイミングについて総理側近は、「アメリカは来週24日に始まるNATO首脳会合の前に空爆して既成事実化したかったのだろう」との見方を示しています。