アメリカによるイランの核施設への攻撃を受けて、ロシアのメドベージェフ前大統領はいくつもの国がイランに核兵器を渡す用意があるなどと主張しました。

 ロシアの国家安全保障会議副議長で前大統領のメドベージェフ氏は22日、アメリカによるイランの核施設への攻撃について「トランプ大統領は地上作戦の可能性を伴う新たな紛争にアメリカを引きずり込んだ」と批判しました。

 メドベージェフ氏は「世界の大多数の国はイスラエルとアメリカの行動に反対している」と述べ、「いくつもの国がイランに核兵器を直接提供する用意がある」と主張しました。

 また、ロシア外務省は声明を発表し、アメリカによるイランの核施設への攻撃は「無責任」で国際法に違反するとして強く非難しました。

 そのうえで侵略行為を停止するよう求めました。

 一方、プーチン大統領は公式にコメントしていません。

 ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プーチン大統領とトランプ大統領の電話会談は計画されていないと述べました。