30日、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震があり、北海道や千葉県など広い地域に津波警報が出されています。海に近い会社の従業員など50人近くの人が避難している岩手県宮古市の高台にある常安寺から報告です。
(IAT・上野正嗣記者報告) この寺は東日本大震災でも多くの人が避難してきていた寺ということで、30日も会社の中で自分たちで呼び掛けをするなどして直ちに避難してきたということです。
避難してきた人の中には東日本大震災で自宅を被災した人もいて、津波警報のサイレンが鳴り響いた時、当時を思い出して不安になったと話していました。
また、近くのスーパーの従業員も避難してきていて、先ほどから避難する時に持ち運んだ「おにぎり」や「パン」などの食料が配られ始めました。
また、30日は非常に気温が高く、寺の人などが扇風機を用意して皆さん、暑さをしのいでいるといった状況です。
また、寺の人が先ほどから避難されている人を回って「暑くないですか」「大丈夫ですか」と声を掛けて回っている様子もうかがえました。