鳥取県は、生成AIで子どもの写真を加工して性的な画像を作成するなどした人に罰則を科すことを定めた条例を全国で初めて施行しました。

 鳥取県の青少年健全育成条例では、県内の18歳未満の子どもらの写真から性的な画像を加工したり、SNSなどを通じて他人に提供したりすることを禁止しています。

 県は、この条例を改正し、新たに罰則を設けて4日、施行しました。

 改正条例では、県知事が禁止行為をした県内や県外の人に画像の削除を命令し、従わない場合は名前などを公表したうえで5万円以下の過料を科すことができます。

 生成AIに関する罰則付きの条例は全国で初めてです。

 鳥取県は、独自の利用ガイドラインを策定するなどAIを積極的に推進する一方で、生成AIを使った性的画像の被害が発生していることから今回、条例の改正に踏み切りました。