6年前の台風19号で大きな被害を受けた宮城県大郷町で、新たな堤防などの完成を祝う式典が行われました。

 大郷町粕川地区では2019年の台風19号で吉田川の堤防が決壊し、100棟以上の住宅が浸水しました。

 国は、新たな堤防を宅地側に約80メートル移動し、幅も以前の2倍の10メートルにして整備し、町がその上に避難道路を作りました。

 12日は、住民らが参加し式典が行われました。

 石川良彦大郷町長「災害の経験を風化させることなく未来へと語りついでいく、そしてこの地を、災害に強く住んでよかったと思える場所にすること、それが私たちの使命であります」

 また、復興事業の概要を記した記念碑の除幕式も行われました。