先月末に終値で史上最高値の5万2411円を付けた後、5万円前後まで値を下げ、足踏みが続く日経平均株価。日本株の上昇にも下落にも、AI関連株が大きな影響を与えています。
今週は、そのAI関連株のリーダー「エヌビディア」の決算が日本時間20日の朝に発表されます。
根津アジアキャピタルリミテッド 河北博光氏 「エヌビディアに関しては、AIの指標銘柄のようになっている。5割以上の増収増益ということが見込まれている。マーケット期待値はかなり高い。相当上振れるとか強気な見通しが出てくるということがなければ、株価が下落する可能性も十分ある」
さらに20日の夜には、1カ月半ぶりとなるアメリカの雇用統計の発表が控えています。
河北氏 「民間の雇用統計はすでに、さまざまなものが発表されている。それを予想してマーケットが動いている。この統計に関しては少しタイミングが遅れた発表になる。雇用の弱さが確認されることがあれば、12月の利下げに対しての期待も高まる可能性がある」
FRB(連邦準備制度理事会)の利下げ期待が高まり、アメリカ株が値上がりすれば、日本株が“つれ高”する可能性があります。
(「グッド!モーニング」2025年11月17日放送分より)