東ヨーロッパのブルガリアが1月1日からユーロを導入します。2023年のクロアチアに続いて21カ国目のユーロ圏の国になります。

 ブルガリアは冷戦時代、ソビエト連邦と緊密な社会主義国でした。

 1989年に共産党独裁体制が崩壊すると、2004年にNATO(北大西洋条約機構)に、2007年にはEU(ヨーロッパ連合)に加盟します。

 そして、2026年1月1日から目指していたユーロの導入を実現しました。

 ブルガリアは国民1人あたりのGDPがEU平均のおよそ3分の2とEUでは最下位です。

 物価の安定や財政の健全化に取り組み、2025年7月、ユーロへの加盟が承認されました。

 貿易の拡大や為替コストの削減など経済的なメリットが期待されています。

 1ユーロ=およそ1.96レフと設定されていますが、市民からは便乗値上げを警戒する声が聞かれます。

 2025年12月に内閣が総辞職するなど政情も不安定で、大規模なデモも頻発中です。

 世論調査ではユーロ導入への反対が賛成を上回っていて、混乱も懸念されています。