仙台市内のすし店で、刺身などのコース料理を食べた男女28人が食中毒の症状を訴えました。仙台市はこの店の料理が原因と断定し、3日間の営業停止処分としました。

 営業停止処分を受けたのは、宮城野区二十人町にある力寿司です。

 仙台市によりますと、12月26日の夜、この店で刺身盛りやすしなどの同じコース料理を食べた3グループの20代~50代の男女28人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えました。

 仙台市は、全員に共通する食事がこの店で提供された料理のみであることや、患者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、ノロウイルスによる食中毒と断定し、この店を12月31日から1月2日までの3日間、営業停止処分としました。

 症状を訴えた28人は全員快方に向かっているということです。仙台市ではノロウイルスの予防について、食品を中心部までしっかりと加熱することや、調理器具などを十分に消毒することなどを呼びかけています。