夏場でも身が痩せにくい3倍体カキの出荷が、今シーズンから始まりました。高水温による死滅が相次ぐ中、安定生産に期待がかかります。
宮城県気仙沼市唐桑町で8日、2025年から養殖されている3倍体カキが水揚げされました。
通常のマガキは6月から9月にかけて産卵のため身が痩せることから、夏場は生のカキがあまり出回りません。
一方、染色体を3組持つ3倍体カキは産卵しないため夏場でも痩せにくく、身がしっかりしていることが特徴です。
産卵に使うエネルギーを成長に使うため、通常のカキより早く成長します。
宮城県では近年、海水温の上昇や卵巣の病気の影響で出荷を前にカキが死んでしまうケースが相次いでいます。
3倍体カキは高水温や病害の影響を受けにくく、夏場も安定して出荷できる新たな商品として期待されています。
カキ養殖畠山政也さん「少しずつ出荷している中で消費者さんであったり、先方の方に大変喜ばれてるので3倍体のカキを広めていきたいですね」
3倍体カキは、気仙沼市大島でも養殖が始まっています。
現在は一部の飲食店にのみ提供していますが、今後は一般販売に向けて生産数を増やしていきたいということです。