市民が協力して制作したステンドグラスを仙台市役所の新しい庁舎に寄贈するプロジェクトが進んでいます。仙台駅のステンドグラスに続く新たなシンボルを目指します。

 22日、泉区のステンドグラス工房ではスタッフや学生など有志のプロジェクトメンバーが作品の制作に当たっていました。

 プロジェクトは東日本大震災を乗り越えてきた市民の思いや希望をステンドグラスにして、仙台市役所の新しい庁舎に光を届けたいという思いで生まれたものです。

 制作するのは直径70cmの円形のステンドグラス3作品で、完成に必要なガラスは約1000ピース。プロジェクトのメンバー以外にも多くの市民に協力してもらい、作品を作り上げます。

 デザインを担当した一人、宮城大学2年生の坂爪美咲さんは、新たな市役所のシンボルとして作品が愛されてほしいと話します。

 宮城大学事業構想学群2年・坂爪美咲さん「東日本大震災を自分が経験して、そういうのでまだ苦しんでる人もいるというのはずっと思っていたので、ここにみんなの絆があるよというのをイメージしてデザインをつくった」

 美咲さんがデザインした作品の題名は「希望の和」。仙台の自然や仙台城跡の石垣、人々の絆がコンセプトです。

 先日開催された「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」の会場では、デザインを基に約300人の市民が参加し、ガラスのピースを切り出す作業を行いました。

 ステンドグラス工房べるふぁむ・五十嵐沙予さん「こんな欠片1個でもいいからみんなの気持ちを、(震災から)頑張ったんですよ乗り越えたんですよっていう気持ちを表現できたら」

 作品は来年秋ごろ完成し、仙台市役所の新庁舎に飾られる予定だということです。