仙台市中心部で、マンションの建設工事が増えています。開発するディベロッパーや専門家に聞きました。

 大手ディベロッパーのタカラレーベンは現在、仙台市で同時に4棟のマンションを開発と売り出しに力を入れています。

 このうちの1つ、仙台 THE GRAND SKYはJR仙台駅東口から徒歩10分の立地です。22階建てで、価格は3LDKで4900万円台からです。完成は2027年9月の予定ですが、476戸のうち既に350戸が成約しています。

 タカラレーベン本郷秀樹課長「メルパルク仙台の跡地に誕生する物件は、タカラレーベンとして東北最大の規模です。駅近といった実需だけではなく、資産形成での成約も増えています」

 現在住んでいるマンションから買い替える人も一定数いて、中古マンションの相場も上がり買った時より高く売れることもあるということです。

 タカラレーベン本郷秀樹課長「5年前10年前にマンションを購入された方にとっては追い風。定禅寺の物件では4割のお客様がマンションからの住み替えです」

 価格が高くても需要が見込めることが、仙台市の一等地でマンションが続々に建設される背景と言えそうです。

 価格は高騰を続けています。2015年には4309万円でしたが、2024年には6233万円にまで上がっています。

 特に、仙台市で圧倒的な供給を誇る青葉区では、2015年の5322万円から2024年には7048万円になっています。

 1億円を超える、いわゆる億ションの宮城県の供給数も2025年までの5年間に48戸に上っています。

 マンションの供給戸数については、仙台市は2022年に1428戸でしたが2023年は778戸、2024年は865戸と必ずしも増えてはいません。

 東京カンテイ市場調査部藤谷有希さん「宮城県庁やJR仙台駅といった一等地にマンション建設が集中する傾向にあります。この先、出てこないと思える希少性の高い立地は、やはり受けが良いんですね」

 資材高騰でマンション相場が上がる中、値段が高くても受け入れてくれるような一等地の物件にニーズがあるということです。

 一方で、9月に公表された2025年国勢調査の結果では、これまで微増だった仙台市の人口が減少に転じました。1920年の調査開始以来、初めての人口減少です。

 更に9月、日本銀行は政策金利を約31年ぶりの水準となる1.25パーセント程度に引き上げることを決定しました。

 このため、各銀行は住宅ローンを引き上げる予定です。

 東京カンテイ市場調査部藤谷有希さん「住宅ローンはそれなりの重荷になってくると思います。仙台市は東京都とのアクセスが良く、今後も供給が見込めると思います」