5歳から11歳のワクチン接種が、仙台市では3月上旬から始まります。

 医療機関では、子どもの接種に向けた態勢作りが進んでいます。

 仙台市青葉区のかわむらこどもクリニックでは現在、12歳以上のワクチン接種にファイザー製とモデルナ製の2種類を使用しています。

 更に3月からは、5歳から11歳の接種にも協力する考えです。

 かわむらこどもクリニック川村和久院長「(小児ワクチン接種について)親御さんからは質問の数が増えてきます。副反応について心配される親御さんが多いですね」

 こちらのクリニックでは、3月以降も12歳以上の接種を継続するため、計3種類のワクチンを使用することになります。

 打ち間違いを防ぐため、子どもの接種は診察室や日時を大人と完全に分けて対応する予定です。

 また、1つの容器で接種できる回数は大人用が6回なのに対し、5歳以上は10回となっています。

 そのため、10人単位で予約を確保し、キャンセルが出た場合に接種を希望する子どもを事前に決めておく必要もあるといいます。 かわむらこどもクリニック川村和久院長「今回の対象になるような10歳11歳のお子さんに多いのですが、迷走神経反射と言って失神を起こすような反応が起きることがある。待機時間は(大人が)しっかり病院の中で経過を観察する必要がある」