参議院選挙の公示から1週間、宮城選挙区の動きです。29日は第三極や新興勢力の戦いぶりです。

 公示から初の週末を迎えた26日。日本維新の会の新人平井みどり候補(67)は、仙台市内の住宅街を回り支持を訴えました。

 平井みどり候補「消費税を少し軽くして特に軽減税率は今、8%掛かっています。食料品などに掛かっているものですが、これは(消費税は)5%にしていくべきだと思います」

 平井候補は、2015年の仙台市議選で宮城野選挙区に旧民主党から立候補し初当選、1期務めました。

 今回は、国会議員の報酬と定数の3割減、国家公務員の人件費2割減など、身を切る改革を前面に掲げる日本維新の会からの出馬です。

 日本維新の会松井一郎代表「メタボだった役所をスリムで筋肉質な役所に作り替える。そうすることで人件費や事務経費を抑えられるんです」

 2021年10月の衆院選で日本維新の会は比例・東北ブロックで初の議席を獲得しました。

 改革路線を前面に打ち出して岸田政権との対決姿勢を強める一方、主要野党とも一線を画すことで支持を得ました。

 早坂敦衆議院議員「大阪でやってきた改革が、この日本(全国)でもできるんだということを皆さんにご理解いただいているのかなというのは僕も感じてます」

 知名度不足や組織力の弱さに課題は残りますが、平井候補はしがらみのなさを強調し議席獲得を目指します。

 平井みどり候補「一般市民、国民としての感覚を忘れずに、一生懸命やっていきたい。人生をかけてやりたいと思っています」

 NHK党の新人、中江友哉候補(30)は自ら掲示板にポスター貼って選挙戦をスタートさせました。

 中江友哉候補「この選挙を通じて一番伝えたいことは、NHKのスクランブル化問題。我が党として後にも先にもこれが解決できればという思いでやってますので」

 公示から3日目以降は党のアピールに専念。活動の様子はSNSで配信し支持を呼び掛けています。

 ローレンス綾子候補(52)「自分たちがこういう勉強の仕方をしたい、それを1人1人、1家族1家族が選べるような教育の在り方が必要だと思っています」

 政治団体・参政党の新人、ローレンス綾子候補は、フリースクールを普及するための法改正など教育の自由化を訴えています。

 このほか宮城選挙区には届け出順に自民党の現職・桜井充候補(66)、立憲民主党の新人・小畑仁子候補(44)が立候補しています。