高校バスケットボールの日本一を決めるウインターカップが、23日に開幕します。男子では宮城代表の仙台大明成が、5年ぶりの王座奪還へ闘志を燃やしています。

 過去に3連覇を達成するなど、ウインターカップでは6回の優勝を誇る仙台大明成は14年連続19回目の出場です。

 全国の強豪8チームで争うU18日清食品トップリーグでは、過去最高の4位でした。

 仙台大明成出身でで元プロ選手の畠山俊樹監督が話す、チームの特長です。

 畠山俊樹監督「パスを中心とした攻守の切り替えが早いバスケット。誰か1人がエースというわけではなく、活躍する選手が日替わりというチームになっていると思う」

 前年のウィンターカップでは初戦敗退の悔しさを味わったことから、3年生は全員がキャプテンという気持ちで取り組みました。

 その結果1人1人が積極的なパス回しから得点を狙う、いわゆる全員バスケがチームの特長になりました。

 新井慶太キャプテン「他の3年生にはすごく感謝している部分があるので、苦しい時もあったんですけど背負い過ぎずというか助けがあったので、自分はここまでやってこられたかなって思います」

 ゲームを引っ張るのは、2人の3年生です。小田嶌秋斗選手は、抜群のクイックネスと高い得点力が持ち味です。

 小田嶌秋斗選手「自分の一番の得意なところは、スリーポイントです。前年は自分がもっと決めてれば勝てたかもしれないので、勝たせるガードになりたいと思っています」

 宮城県富谷市出身の三浦悠太郎選手は、188センチの長身を生かしポイントガードとしてゲームメイクもこなします。得点力に加え、守備も持ち味です。

 三浦悠太郎選手「スタッツに残らない部分、ルーズボールをはじく部分だったりディフェンスのプレッシャーを前からかけたり、そういう細かい部分で誰も見えない部分でチームに貢献できたらなと。絶対に日本一を取ってやるって気持ちで、今までの経験をつなげていきたいです」

 チームは、25日の初戦に向けて調整を続けています。目指すは5年ぶりのウインターカップ優勝です。

 新井慶太キャプテン「インターハイで3位という結果であと少しっていう結果だったんですけど、日本一取れたらと思っています」

 23日に開幕するウィンターカップ、宮城からは男子が仙台大明成と東北学院、女子は聖和学園が出場します。