20日朝、宮城県大和町の山林で89歳の男性がわなにかかったクマのそばで死亡しているのが見つかりました。警察はクマに襲われた可能性があるとみて調べています。

 20日午前8時過ぎ、大和町吉田の山林で「人が倒れている」と警察に通報がありました。

 警察や消防が駆け付けましたが男性はその場で死亡が確認されました。

 亡くなったのは猟友会メンバーで仙台市若林区の無職、加藤光男さん(89)です。

 新田智紀記者「男性はこの先100mほどの場所に倒れていました。近くにはイノシシ用のワナにかかったクマ1頭がいたということです」

 クマはわなのワイヤーに足がかかった状態で地元の猟友会がその場で駆除したということです。

 警察や大和町によりますと、加藤さんはこの場所にイノシシ用のわなを設置していたと見られていて、わなにかかったクマに襲われた可能性があるとみて詳しく調べています。