宮城県丸森町の西部に計画されている太陽光発電について、住民団体と事業者の協議が行われ、住民側は井戸に関する調査を求めました。

 丸森町の耕野地区には、東京の合同会社が大規模な太陽光発電施設の建設を計画しています。

 合同会社は用地取得や手続きを終えていて、当初は6月に着工する予定でしたが、宮城県が協定に基づいて住民同意を得るよう求めたことから着工は延期されました。

 6日、住民団体と合同会社の協議が非公開で行われました。

 この中で住民団体は、生活用水の井戸が枯渇しないよう最低でも1年間にわたる調査を求めましたが、合同会社の回答は無く話し合いは進展のないまま終わったということです。

 耕野振興会太陽光発電問題関連事務局義高光さん「ここは基本的に全戸井戸水生活で、生活も楽ではないんです。住民が夜、安心して眠れるように事業者、町、県、国が本当に考えていただきたい」