記録的な大雨の影響で堤防が3カ所決壊した宮城県大崎市の名蓋川では、19日から残っていた左岸の応急復旧工事が始まりました。

 大崎市の矢目地区を流れる名蓋川では、今回の記録的な大雨により3カ所で堤防が決壊しました。

 このうちの2カ所では、応急復旧が完了しています。

 三栗谷皓我記者「大崎市の名蓋川です。30メートルにわたって堤防が決壊した現場では、高さ3メートルまで土のうを積み上げる応急復旧工事が進められています」

 最後に残っていた決壊箇所の応急復旧工事は、田んぼに溜まった水を抜く作業が18日までに完了したため、19日朝から始まりました。

 この場所では決壊した30メートルの範囲に土のうを3段積み重ね、高さ3メートルの仮の堤防を作る計画で、19日夜の雨に備えて19日のうちに土のうを2メートルの高さまで積み上げるということです。

 宮城県は応急復旧工事について「なるべく早い完成を目指す」としています。