東日本大震災の被災地、宮城県石巻市では3年ぶりに帰省し墓参りをする人の姿が見られました。

 石巻市の西光寺では、13日の盆の入りを前にお墓を掃除したり線香を手向けたりする人の姿が見られました。

 埼玉県からの男性「3年来られなかった関係があって、まずお参りしたいと。やっぱ心は落ち着きますね」

 他にも東京などから久しぶりに帰省し、お墓参りに訪れたという人が多くいました。

 そして、南三陸町のさんさんは商店街は、多くの人でにぎわっていました。

 東京からの女性「平泉に行きたくて東北の方に来て、ついでと言ってはなんですけど、震災のことを子どもに調べさせたいと思って寄りました」

 2021年のお盆期間中に商店街を訪れた人は1万1000人で、2020年の3分の1にまで減りました。

 しかし、2022年は関東地方から多くの人が訪れ活気が戻りました。

 南三陸さんさん商店会山内大輔会長「例年並み、もしくは例年以上にいっぱい来ていただいてますね。いっぱい来てくれてありがたいが、感染もこれだけ広がっているので対策を引き続きとりながらしっかり営業していきたい」

 そして商店街で楽しんだ後、すぐそばにある震災復興祈念公園を訪れる人も多くいました。

 茨城県からの男性「実際に見てみてテレビで見るより生々しいなと感じてます。見る機会があまりないので復興していると聞いて見に来て、ここまで直っているんだなと実感しています」

 復興記念公園で語り部活動を行っている南三陸町の観光協会では「一人でも多くの人に訪れてもらい、震災の教訓を伝えていきたい」と話していました。