患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案が、仙台市では21日までの1週間に161件発生しました。前の週より減ったものの、高い水準が続いています。

 救急搬送困難事案は、救急隊が患者の受け入れについて医療機関へ4回以上問い合わせをして、かつ、現場の滞在時間が30分以上になったケースを指します。

 仙台市内では15日から21日までに161件発生しました。前の週から60件減りましたが、過去2番目の多さです。

 消防局では、医療機関の受け入れ状況が改善されたことが減少の理由と分析しています。

 一方で、発生件数は依然として高い水準にあるとして、救急車を呼ぶべきか迷った時は医師や看護師からアドバイスが受けられる相談ダイヤル♯7119、♯8000を活用するよう呼びかけています。