仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、ウイルス量が減少傾向にあることが分かりました。

 東北大学大学院の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度や過去の感染状況を分析して、毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。

 先週は1万817人の予測に対して、実際の感染者数は6418人でした。

 今週は先週の実測値を2000人ほど上回る感染者数となっていますが、全数把握の見直しにより仙台市の感染者数は2日以降、居住地に関わらず仙台市内で感染が確認された人が対象となっているため、直接の比較はできないとしています。

 一方で、佐野教授は下水中のウイルス濃度が2週連続で下がっていることから、感染者数は減少傾向が続くとみています。