民生委員が高齢者支援について学ぶ研修会が仙台市の東北文化学園大学で29日に開かれました。

 民生委員はボランティアで活動する非常勤の地方公務員で、現在、仙台市内では約1530人が地域福祉の担い手として活動しています。

 東北文化学園大学が開いた研修会には仙台市内の民生委員約70人が参加して、高齢者の支援について学びました。

 福祉を専門とする教授は、民生委員は行政と住民をつなぐ重要な役割を担っているとした上で、必要な支援をするためには日頃からのコミュニケーションが大切と話しました。 また、福祉を学ぶ学生14人を交えて、これまでの活動経験やコロナ禍におけるコミュニケーションの難しさなどについて話し合いました。

 参加した民生委員「民生委員っていうのは各自、個人個人の動きなので、なかなか情報の共有が無いもんですから、こういったところで共有できるっていうのが一番の成果ですね」

 参加した学生「来年実習があるので、きょうお話いただいたことだったりが、こういうところでこういう課題があるんだなっていうことを思い出しながらそこに生かしていければいいのかなと思っています」