仙台市青葉区の百貨店で、早くもおせち料理の予約が始まりました。帰省する人が増えることを想定し、家族で楽しめる商品が豊富です。

 野口ちひろアナウンサー「開店30分前なんですが、お店の前にはおせちを求める人で長い列ができています」

 来店客「売り切れちゃうんで、一番最初に来ればなんとか買えるかなと思って」

 過去最多の約250種類のおせちを取りそろえる青葉区の藤崎では、午前10時の開店と同時に多くの人が訪れ、中には予約開始から数分で完売した商品もありました。

 前年までは新型コロナ感染拡大の影響で一人前や少人数用に高い需要がありましたが、品ぞろえに変化があります。

 藤崎広報太田雅英さん「家族、親戚と会う機会が増えると思うので、3人から4人前の割と大人数の方向けのおせちを充実させております」

 行動制限が緩和され帰省する人が増えると予想されることから、家族で楽しめるボリュームのあるおせちを増やしました。

 予約した人「自分の家族と一緒に食べる予定で購入しました。楽しみです、初めてのところ(店)の注文なので楽しみにしてます」

 最も高額なのは、116年の歴史を誇る仙台の老舗、懐石料理東洋館が手掛ける116万円のおせち。

 仙台箪笥の器に料亭の味を詰め合わせた、一品限りの高級おせちです。

 藤崎のおせちの予約は店頭では12月21日まで、インターネットでは12月20日まで受け付けています。