9日の成人の日を前に、宮城県内のほとんどの市町村で二十歳を祝う記念式典が開かれ、今年は県全体で、2万3145人の若者が節目の日を迎えました。

 太白区のカメイアリーナ仙台で開かれた「はたちの集い」には、約1万1000人の対象者のうち、6200人ほどが出席しました。

 去年4月の民法改正で、成年の年齢が18歳へ引き下げられたことを受け、成人式の名称を改めてから初めての開催で、去年に続き感染対策として2部制で開かれました。

 出席者代表「感謝と思いやりの心を胸に明るい未来を作り上げていくことを誓います」

 式では、出席者を代表して川嶋莉奈さんと荒泰樹さんが誓いの言葉を述べました。

 また、気仙沼市でも、晴れ着姿の若者たちが決意を新たにしました。

 気仙沼市民会館で開かれた成人式には499人が出席し、友人との再会や記念撮影を楽しんでいました。

 出席者「今まで20年間支えてくれた、家族の皆さんや周りの友達だったりに、感謝の気持ちでいっぱいです」

 気仙沼市では新型コロナの感染拡大以降、両親ら保護者は出席できませんでしたが、今年は制限を緩和し、1世帯につき1人の出席を可能としました。

 式では出席者の代表が「自分の行動に責任を持ち、社会の一員として前向きに歩んでいきます」などと大人としての決意の言葉を述べました。