学校法人尚絅学院の資金1億円を横領した疑いで逮捕された元常務理事が、横領した資金を仮想通貨の投資ファンドにつぎ込んでいたことが分かりました。

 業務上横領の疑いで仙台地検に身柄を送られたのは、尚絅学院の元財務担当の常務理事で東京都西東京市に住む瀬戸正道容疑者(67)です。

 瀬戸容疑者は2022年6月、法人から預かっていた額面1億円の小切手を自分名義の口座に入金し横領した疑いがもたれています。

 警察などによりますと、瀬戸容疑者は横領した金について「知人から勧められた仮想通貨の投資ファンドに投資した」「仮想通貨を現金化できず保証金として金を求められた」と話しているということです。

 警察は、瀬戸容疑者が他にも2億5000万円を横領したとみて捜査しています。