全国で強盗による被害が相次いでいることを受けて、宮城県でも防犯対策への関心が高まっています。

 全国で相次いでいる広域強盗事件。1月19日には東京・狛江市の住宅で高齢の女性が手を縛られ殺害されました。

 一連の事件は関連が疑われるものも含めて、これまでに14の都府県で確認されています。

 杜の都のセキュリティショップ澤田大介店長「1月に発生したストーカ事件や、最近のルフィ事件などが連続して発生しているので、そういった事件を受けて問い合わせが増えている状況です」

 こちらは岩沼市にある防犯グッズ専門店、杜の都のセキュリティショップです。

 警備会社の直営店で、コンセントが無い玄関先などでも使える電池式の防犯カメラや、窓に取り付けるセンサーアラームなど様々な防犯グッズを取りそろえています。

 広域強盗事件が相次ぐ中、1月から問い合わせが急増し、売り上げは例年に比べ5倍程増えています。

 杜の都のセキュリティショップ澤田大介店長「今は在宅時に侵入されて被害を受けるといった事案が結構多発していますので、手軽に護身できるようなグッズの反響が高い状況です」

 護身用の催涙スプレーや小型のスタンガンの売り上げも増えていて、最近は、高齢者や主婦など家にいる機会の多い人の購入が増えているということです。

 杜の都のセキュリティショップ澤田大介店長「窓を割ろうとした時に振動で音が鳴るセンサーなどで侵入防止対策をして、そのうえで防犯カメラで証拠を取りながら、もし入られたときに備えて護身グッズで身を守る対策をしておく、こうした三段構えの対策が効果的」

 こうした防犯グッズを活用して、不審な人を家に近づけない、そして入らせないことが重要です。

 宮城県警は少しでも不審な点があった時には、ためらわずに110番通報するよう呼び掛けています。