仙台市太白区の八木山動物公園で、繁殖のため栃木県の動物園に引っ越しするレッサーパンダのお別れ会が開かれました。

 12日に栃木県の那須どうぶつ王国に引っ越しするのは、レッサーパンダのメス、2歳のグミです。

 2020年6月にメスのアケビと双子で生まれ、仲良く過ごす姿が人気を呼んでいました。

 お別れ会では飼育員によってこれまでの成長の様子が紹介され、訪れた人たちは話に耳を傾けながら可愛らしいグミの姿を写真に収めていました。

 来園者「ここで会えなくなってしまうのは寂しいんですけど、会いに行くことはできるので那須どうぶつ王国に会いに行けたらいいと思います」

 八木山動物公園飼育展示係森下冬惟さん「寂しい思いと頑張ってほしいなという思いと二つあります。八木山で過ごしたようにのびのびとした姿を見せてくれればなと思います」

 レッサーパンダは、絶滅の恐れがある動物としてレッドリストに記載されていて、グミは那須どうぶつ王国のオス4頭と相性をみて繁殖に取り組む予定です。

 八木山動物公園でグミを見られるのは11日までで、園内には寄せ書きコーナーも設けられています。