仙台市消防局は、消防団員の報酬について源泉徴収票の記載にミスがあったと発表しました。ミスは少なくとも27年間続いていたということです。

 仙台市消防局によりますと、2017年から2021年までの5年間、消防団員の源泉徴収票を記入する際、課税対象となる5万円を超えた金額を記入するべきところを誤って非課税分を含む総額を記載していたことが確認されました。

 対象となるのは団長、副団長、分団長の3つの階級の計160人です。

 この記載ミスにより160人は、住民税が最大2万5000円多く徴収されていました。

 また、所得税も過大に徴収されていましたが、額は団員により所得額などが異なるため算出できないということです。

 仙台市によると、この記載ミスは少なくとも1996年から続いていたということですが、税法の規定により多く徴収された税金が還付されるのは過去5年分ということです。