仙台市若林区に東北学院大学の五橋キャンパスが新たに開校しました。仙台市泉区と多賀城市のキャンパスを五橋キャンパスに集約し、1万人近い学生が仙台市の中心部を学びの場とします。地元に非常に大きな経済効果を生むという観点から注目しました。

 五橋キャンパスの開校で、若者の交流人口の増加に期待を寄せる地元の商店街を取材してきました。

 「こちらが新しく開校した東北学院大学の五橋キャンパスです。そのすぐ目の前にあるのがこの荒町商店街です」

 こちらの弁当店では五橋キャンパス開校歓迎大セールと題し、普段950円で販売しているうな丼を期間限定で600円で提供しました。

 みつわ家米谷いずみ店長「歓迎してるよ、これからよろしくねっていう華やかなアピールが出来ればいいなという気持ちを持って始めました。五橋キャンパスの開校はとても光栄なことでうれしいし、ありがたいし楽しみですね」

 入学式が行われた4日は、用意した40食が完売し、6日も五橋キャンパスに通う学生の姿がありました。

 五橋キャンパスの学生「うな丼が600円と友達から聞いたので。近くの商店街に行く機会は結構増えそうですね。安いところが多いので」

 こちらの飲食店では、多くの若者に利用してもらおうと通常より3割程度安い宴会コースを準備しました。

 酒飯場ででででん佐々木大祐店長「コロナで人通りが減ってしまったので、東北学院大学が出来ることによって変わるかなというところですね。学生さんがいらっしゃったら、飲み放題割引しますよとか、まず来ていただけるようなお店作りを今考えております」

 荒町商店街にある不動産会社では、五橋キャンパスの開校により周辺の住宅需要は例年の3倍に増加したということです。

 七十七リサーチ&コンサルティング田口庸友主席エコノミスト

 五橋キャンパスの開校による地元への経済効果は、約4億2700万円と推定しています。

 どういう計算かというと、まず五橋キャンパスの開校で増える学生の数が、泉と多賀城のキャンパスから来た学生と新入生を合わせて8271人。

 この学生たちが1人当たり1年間に支出する昼食や日用雑貨などの消費額が約17万2000円です。

 このうち約3割がキャンパス周辺で使われるとみられますので、これらを掛け合わせて4億2700万円となっています。

 仙台市全体の個人消費の規模は7149億円でそれに比べれば小さいが、この地域では取り組み次第では大きな増収効果が期待できると思います。