仙台市と村田町を結ぶ飛び地太陽光発電の計画について、国の認定が無効になり仙台市側での太陽光パネルの設置が断念されました。

　外資系の事業者ＧＳＳＧが太陽光パネルを仙台市太白区茂庭に１５０枚余り、村田町菅生に約８万３千枚設置し、その間の１２キロを自前の電線で結ぶ計画です。

　太白区茂庭では仙台市の条例によって大規模開発はできませんが、ＧＳＳＧの計画ではここに少数のパネルを設けることで２０１３年度に太白区側の計画として受けた国の認定を維持し、電気を高く買ってもらう狙いでした。

　経済産業省によりますと、固定価格での電気の買い取りとなる国の認定が月１日付で無効になったということです。

　ＧＳＳＧの担当者は「法令違反などによる取り消しではなく、手続きが間に合わなかったことによる失効」と話しています。

　国の認定が無効になったことを受け、ＧＳＳＧは太白区での太陽光パネルの設置を断念し、村田町に絞って計画を進める方針です。