新型コロナウイルスの5類移行に伴い、各自治体では自宅で療養している人へ配るために備蓄していた食料品などを民間へ無償で提供しています。

 仙台市が自宅療養者へ配送するために用意していた物資を備蓄している倉庫です。おかゆや缶詰、レトルトカレーといった食料品やトイレットペーパーなどの生活物資、約2500箱分が保管されています。

 新型コロナウイルスの5類移行に伴い、仙台市は支援物資の配布を終えたためボランティア団体などに譲渡することを決め、11日から配送を始めました。

 仙台市健康福祉局保健所調整担当課長星努さん「フードバンクや福祉団体の方々に意向を聞いて、是非というお声をいただけた。新型コロナウイルス感染症はいつ誰がかかるか分からないので、今後は食料品や日用品を療養に備えて備蓄していただければ」

 宮城県も、備蓄している約3万食分の食料品などを、5月中に各地のフードバンクや福祉施設へ贈ることにしています。

 血液中の酸素濃度を測るパルスオキシメーター約1万5000台も、医療機関などへ無償で提供するということです。