震災の津波で被害を受けた宮城県名取市北釜地区に、初めて企業が進出することになり29日に安全祈願祭が行われました。

 この地区に研修センターを建設するのは、鉄道関連工事などを手がける仙台市の仙建工業です。

 震災の津波で45人が亡くなった名取市北釜地区は、市の災害危険区域に指定されました。

 市は、この地区を産業用地として整備し企業誘致を進めていて、初の企業進出となります。

 山田司郎名取市長「東日本大震災で被災して防災集団移転の跡地の活用が非常に問題になっていたが、今回第1号の土地利用が始まって大変うれしく思っている」

 研修センターには、訓練用の線路やトンネルも建設され、社員の安全教育などで活用されることになっています。