仙台市泉区にあるショッピングセンター、アリオ仙台泉が業績の不振を理由に2024年1月末で閉店することになりました。市民からは惜しむ声が寄せられています。

 アリオ仙台泉は、1992年4月に仙台市地下鉄南北線泉中央駅の開業に合わせ、イトーヨーカドー仙台泉店としてオープンしました。

 大規模改装後の2013年からは現在のアリオ仙台泉店に店名を改め、衣料品売り場や飲食店など多数のテナントが営業しています。

 グループの中核会社セブン&アイ・ホールディングスは、採算性の低い地方の店舗を縮小し、首都圏を中心とした体制にする方針を3月に打ち出していて、業績の不振が続いていたアリオ仙台泉がその対象に含まれたとしています。市民からは閉店を惜しむ声が聞かれました。

 市民「とても不便になります。あと活気がなくなるのが一番残念です。毎日の生活の問題ですからね、残念だね」

 アリオ仙台泉の閉店の方針を受けて、仙台市は再就職支援のため特別相談窓口を設置しました。

 アエル7階の仙台市産業振興事業団に窓口を設け、外部のキャリアカウンセラーを含めた6人態勢で対応します。

 相談は無料で平日の午前8時半から午後5時まで受け付けます。ウェブサイトや電話での事前予約が必要です。

 仙台市産業振興事業団関憲二郎館長「まずはお電話などをしていただいて、活動の方向性などを整理していただいてですね、今後の新しい職場へのステップを踏んでいただければと思います」

 宮城労働局は、パート従業員など少なくとも200人から300人の離職者の発生を見込むことから、雇用対策本部を設置しました。

 ハローワークの職員を店舗に派遣し、再就職や失業保険などについての説明会を開催します。