老朽化が進む宮城県立精神医療センターの修繕費を計上した予算案の審議が宮城県議会で始まる前に、県議らが現地を訪れ雨漏りの状況などを確認しました。

 名取市の県立精神医療センターを訪れたのは県議会みやぎ県民の声の議員8人です。
 センターは県の病院再編構想で富谷市への移転が計画されていますが、老朽化が激しく県は当面の修繕費として2億1300万円を盛り込んだ補正予算案を開会中の県議会に提出しています。

 審議を前に、議員らが職員の案内で雨漏りを防ぐための補修テープがいくつも貼られた屋上の防水シートなどを視察しました。
 築43年を迎える精神医療センターは、天井には雨漏りのしみが残り、さびた雨どいには穴が開いています。

 みやぎ県民の声坂下賢会長「責任は県も県議会も大きいと思ってます。今後どういう形にしていったらいいのか、私たちも真剣に議論しながら考えていきたいと思ってます」

 県議会は、6日から一般質問が始まります。