障害福祉サービスに関する事業所への給付費について、仙台市で2億円を超える支給ミスがあったことが分かりました。

 仙台市は2022年11月、障害福祉事業所への給付ミスが見つかったことを受け、過去5年間に同じ事案が無かったか調査しました。

 その結果、過払いは延べ50の事業所で約3000万円、過少給付は延べ202の事業所で約1億8800万円に上り、支給ミスは計2億円を超えることが分かりました。

 給付は利用者の居住地や障害の重さなどに応じて加算されますが、担当する職員の理解不足やチェック体制が十分ではなかったことなどからミスが生じたとしています。

 過少給付となっていた事業所に対しては、市の財源から追加支給する手続きが取られています。

 市はチェックリストの作成や実務研修を開催するなどして、再発防止を徹底するとしています。